2021年10月企画文化講座（３週連続）

「手塚プロダクション」「スタジオジブリ」「コミックス・ウェーブ・フィルム」。

日本の代表的なアニメーション制作3社の関係者が韓国のアニメーションファンのために各社の歴史と活動などについて紹介する特別講座を、10月13日（水）から3週連続で行います。

誰もが知っている世界的な名作の数々。今回はその名作を生み出した監督や制作会社について直接お話を聞ける大変貴重な機会です。

■日本語のみで実施（韓国語通訳無し）

일본어만으로진행되는점양해하여 주시기 바랍니다. (한국어통역없음)

■ZOOMによる無料オンライン講座（接続方法は申請者に限り各実施日の前日までにメールでご案内いたします。）

■実施時間：各19:00から60分間（及び質疑応答20分間）

■申請方法:当センターのメールアドレス（ [email protected]　）宛に、 「①氏名」, 「②受講希望日（10/13，10/20，10/27の中で複数日選択可能）」をご記入のうえ送付願います。（各講座のそれぞれの受講申請締め切りは下記の各講座案内をご参照ください。）

※韓国以外の地域から受講される場合には、「③居住国名」もご記入お願いいたします。

（1）10/13（水）19:00（申請締め切り:10/10（日））

アニメに込めた手塚治虫の思い

講師：松谷孝征

１９４４年９月２４日横浜生まれ。

１９６７年３月中央大学法学部卒業。

漫画雑誌編集者時代（実業之日本社）に手塚治虫の担当編集者を経験後、

１９７３年４月手塚治虫のマネージャーとして、株式会社手塚プロダクションへ入社。

１９８５年４月同社代表取締役社長になり、現在に至る。

カラー版｢鉄腕アトム｣・｢ブラック・ジャック｣等数多くのＴＶシリーズや

｢火の鳥｣・｢ジャングル大帝｣等、手塚治虫原作の劇場版アニメーション映画のプロデューサー。

（2）10/20（水）19:00（申請締め切り:10/17（日））

スタジオジブリの歴史と特徴

スタジオジブリのスタートは今から36年前。高畑勲、宮崎駿らによって設立されました。以後、劇場用長編作品を制作し続け、今世紀に入ってからは世界的にも知られるようになり今に至っています。しかし、ジブリはいきなり生まれたのではなく、それ以前の高畑・宮崎両監督による20年以上の作品制作の積み重ねが大きく作用しており、それはスタジオの性格にも影響を与えています。今回は、スタジオジブリの歴史をそうした前史から振り返ると共に、ジブリの特徴を、スタジオの事務部門で25年以上働いてきた講演者が、その経験から個人的に感じてきた印象をもとに語ります。

講師：野中　晋輔

1960年岐阜県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、音響メーカーを経て1994年に株式会社スタジオジブリに入社。以後、法務・著作権分野を中心に広報・関連事業等も含む業務を重ね、現在は執行役員 制作業務部。財団法人徳間記念アニメーション文化財団評議員も務める。

（3）10/27（水）19:00（申請締め切り:10/24（日））

コミックス・ウェーブ・フィルムと新海誠監督

「天気の子」「君の名は。」などの新海誠監督作品を送り出してきたコミックス・ウェーブ・フィルム（ＣＷＦ）。アニメーション映画の企画制作から海外販売まで一気通貫で行っているＣＷＦのこれまでの活動やスタジオの現在について、新海作品の海外展開や韓国とのかかわり、今年発表の新作Webアニメ「おしえて北斎！ -THE ANIMATION-」の話題を交えてお話しします。

※韓国独立アニメーション協会チェ・ユジン事務局長との対談形式にて実施

講師：角南　一城

東京都出身。1972年生まれ。98年ミネソタ州立大学セントクラウド校卒業。99年 、ＣＷＦの前身である（株）コミックス・ウェーブに入社。「ほしのこえ」（2002年）より新海誠監督作品の海外展開を担当し、新海監督のワールドツアーや中東ワークショップにも同行。07年より（株）コミックス・ウェーブ・フィルム取締役。現在、同社にてスタジオ長と海外事業部長を兼任。

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◆モデレーター（全3回）：チェ・ユジン（韓国独立アニメーション協会事務局長）